Urocaridella antonbrunii Bruce, 1967
生息分布 / 伊豆以南〜和歌山〜沖縄〜西部太平洋
ベンテンコモンエビ Urocaridella sp. とソリハシコモンエビ Urocaridella sp. との中間種とも言われるソリハシコモンエビ属(Genus Urocaridella )のグラスシュリンプ。
ここでソリハシコモンエビ属(Genus Urocaridella )について少々触れておく。
ソリハシコモンエビ属(Genus Urocaridella )は1915年にBorradaile博士が記載した属で、1967年にBruce博士が本種を"Urocaridella antonbrunii "として記載した。
現在、全部で5パターンの色彩パターンが知られるが、棘の有無や数等が全て同じである為、学術上は全て同種扱いになっている。
学会での発表には、その種の標本が必要なのだが、本属のエビを標本にすると、全ての種が同じ色彩になってしまうもの細分化を遅らせている原因らしい。
但し、今後の研究次第では、全てが別種となる可能性は高い。
ベンテンコモンエビ Urocaridella sp.は幼体の内は赤いスポットが少ないので、本種と見間違い易いが、良く観察すると、本種の赤いスポットは細かいことが解かるだろう。
自然下では、他のソリハシコモンエビ属(Genus Urocaridella )同様、クリーニングスポットと呼ばれる根にペア、または集団で生息している。
他のソリハシコモンエビ属(Genus Urocaridella )よりもやや浅めに多く見られる。
" クリアクリーナーシュリンプ Urocaridella antonbrunii " として商業ルートには殆ど載ることが無いが、ソリハシコモンエビ Urocaridella sp.やベンテンコモンエビ Urocaridella sp.の混じりで入荷することもある。
但しあまり人気がある種ではない。
大変丈夫で、飼育は容易。


ベンテンコモンエビとソリハシコモンエビの中間種と言われるだけあって、一見すると、どちらにも見えてしまいます。
混乱する原因がこのエビでしょうね。
パッと見、赤いスポットはあまり目立ちません。
ですから、ソリハシコモンエビに見えてしまうのです。
逆に赤いスポットに気付くと今度はベンテンコモンエビに見えてしまいます。
見分けるポイントは、赤いスポットの大きさではないでしょうか?
