オオアカホシサンゴガニ
Trapezia rufopunctata Herbst, 1799
Original name : Cancer rufopunctatus

生息分布 / 西部太平洋〜中部太平洋〜インド洋(八丈島、和歌山以南〜沖縄〜フィリピン、インドネシア、グアム島、サイパン島、ハワイ諸島、フランス領ポリネシア等)

標準和名 : オオアカホシサンゴガニ
英   名 : レッドスポテッド・コーラルクラブ Red-spotted coral-crab
流 通 名 : オオアカホシサンゴガニ


   

 極淡いクリーム地に細かい赤い斑紋が無数に入る、大変美しいサンゴガニ属Genus Trapezia )のサンゴガニFamily Trapeziidae

 甲に入る赤い斑紋は、成体では200にも達するようだ。
 鋏の指部はクリーム色になり、赤い斑紋は入らない。

 " アカホシサンゴガニ 
Trapezia wardi Kropp & Birkeland, 1981 " は、現在では本種のSynonymとして完全に認められているので注意。
KroppBirkelandが本種の幼稚体を記載してしまったのだろう。

 左右の鋏の大きさは微妙に違う。
 甲はやや縦長で、額には4つの大きな突起を備えている。
ちなみに属名の "
Trapezia " とは、不等辺四角形の意。 甲の形状から来るのだろう。
 種小名の " rufopunctatus " は、 " 赤褐色の小点のある " の意で、甲に入るスポットに因む。

 サンゴガニ科
Family Trapeziidae )としては最大の大きさになり、成体では6cm程にもなる。
 眼球は緑色で、体色とのコントラストが美しい。

 自然下では、ミドリイシ類
Genus Acropora )やハナヤサイサンゴ属Genus Pocilloporaショウガサンゴ類Genus Stytophora 等の大型群体に、ペアで生息することが多い。

 その甲の大きさから、購入したミドリイシ類
Genus Acropora )やハナヤサイサンゴ属Genus Pocilloporaに着いていることは皆無と言っても良いだろう。
 商業ルートに載ることは殆ど無いが、沖縄の通販ショップで入手することは可能。
但し、輸送には大変弱く、夏季、冬季は避けた方が無難だろう。
 レア種ではないが、入手の手立てが少なく、マニア垂涎のサンゴガニ
Genus Trapezia )だ。