サンゴガニ
Trapezia cymodoce Herbst, 1801
生息分布 / 紀伊半島以南〜沖縄〜西部太平洋〜インド洋
 恐らく、サンゴガニ属Genus Trapezia )の中で、一番目にする機会が多いのがこのカニだろう。
実際に自然下でも、極一般種でミドリイシ類Genus Acropora )やハナヤサイサンゴ属 (Genus Pocilloporaの樹枝状に棲む。
 小型のサンゴガニGenus Trapezia )で、甲は1〜2cmであることが多い。
 甲の地色は、色彩変異に富み、薄紫色、赤褐色、桃色、朱色等様々。
同じように、赤系の色彩を有するサンゴガニ属Genus Trapezia )のサンゴガニは非常に多いので、紛らわしいが、鋏の指部外側が黒く染まるのは本種だけなので、そこで区別する。
 やはり、他のサンゴガニ属Genus Trapezia )同様、左右の鋏の大きさは微妙に違う。
 サンゴガニ科Family Trapeziidae )のカニは英語で "
Guard Crab " と呼ばれるが、実際にイシサンゴ類を食べに来るオニヒトデ類
Genus Acanthaster )に対して鋏を振り回して威嚇したり、管足を切断したりして追い払うところから来る。
水槽内でも、ミドリイシ類Genus Acropora )やハナヤサイサンゴ属 (Genus Pocilloporaに溜まるデトリタスを取り除いてくれたり、非常に役立つので、ミドリイシ類Genus Acropora )の共肉を喰い荒らすキモガニ属Genus Cymo )と勘違いして殺したりしないように。
 ショップで購入してきたミドリイシ類Genus Acropora )に着いていることも多いので、良く見てみよう。
 単独で商業ルートに載ることは殆どない。
また、ミドリイシ類Genus Acropora )に着いたままの状態でないと、輸送に弱い面もあるようだ。 
 極一般種のサンゴガニですが、中々どうして、色彩変異も多く、コレクションしてみても面白い種です。
 ミドリイシのくっ付いているカニと言うと、共肉を喰い荒すキモガニと勘違いされて排除されがちですが、良く確認してからの方が良いですよ。
 なんせ、 " ガードクラブ " ですから・・・。
Last Update 2003,12,20