
Seriatopora hystrix Dana, 1846
固着性の繊細な樹枝状群体で半球体、もしくは準枝状になる。
枝は先細りで先端は尖り、ポリプ(Polyp )が整然と縦の列をなして規則的に配列している。
また、日中でもフサフサとポリプ(Polyp )を出す。
同じトゲサンゴ属(Genus Seriatopora )のフトトゲサンゴ Seriatopora caliendrum Ehrenberg, 1834 に似るが、本種の方が枝ぶりが細い点や、先端がやや尖る点等で区別はつく。
現在トゲサンゴ属(Genus Seriatopora )は6種が記載されるが、どれも良く似ているので判別するのは困難。
サンゴ礁の様々な環境でごく普通に生育する。
骨格、ポリプ(Polyp )共に、淡黄褐色、白、ピンク、赤等色彩変異に富み、時には蛍光色を発するものもある。
高温には非常に弱い面があり、自然下では高水温が続くと真っ先に白化する。
飼育に関しては、ハナヤサイサンゴ属(Genus Pocillopora )に準じ、貧栄養塩の清浄な海水と強い照明、適度な水流があれば容易。
また、10000Kの球を使用すると色の維持もでき、良い結果が得られる。
光量が少なかったり、ブルー球等の高色温度で照度の弱い球を使用したりすると褐色化することが多いので、強めの照明直下に移動すれば段々鮮やかな色に戻るだろう。
サンゴガニが片利共生することが多いが、デトリタスを取り除いてくれるというような効果もあるので、そのまま共生させておいた方が良い。
枝の先端には、時にサンゴヤドリガニ(Family Cryptochiridae )のカニ瘤ができている個体もあり興味深い。
ショップには、近海産のものから、インドネシア産のものまで比較的コンスタントに入荷するので入手は容易。
特にフィジー産のものは色が鮮やかな個体が多く、人気が高い。
褐色の個体をわざと購入してきて、色揚げを楽しむのも良いだろう。


トゲサンゴは飼育が容易な割に綺麗な個体が多いので好きな種です。
強い光さえ当てていれば色も上がりますし。
(☆にしてる僕が言っても説得力ありませんが)
1番お気に入りだった上の写真の個体は例の「RTN事件」で☆に・・・。 非常に悔やまれます。
下の写真の個体もやはり同事件で☆になってしまいました・・・。 この個体はほぼ平坦に広がる準テーブル状で色も赤紫。 珍しいタイプだったのですが・・・。


