現在、琉球列島からのみ報告されているゼブラヤドカリ属(Genus Pylopaguropsis
)のヤドカリ。
造礁サンゴ類の良く発達した、水深10m〜30m付近の死サンゴ礫や岩の裏側、亀裂等に棲む。
歩脚が鮮やかな橙色をしている様から " ティーダゼブラヤドカリ "
の和名が提唱された。
" ティーダ " とはうちなーぐち(沖縄の方言)で " 太陽 "
という意で、鮮やかな橙色の色彩が太陽を連想させることに因む。
種小名 " bellula " は " 美しい " の意。 (英語のbeautyの語源。)
歩脚や左鉗脚は橙色で、各脚の基部や関節部には白色斑紋が散在する。
右鉗脚は他のゼブラヤドカリ属(Genus Pylopaguropsis
)同様異様に大きい。
但し、同属他種よりも右鉗脚はスマートな印象を受ける。
また、幼稚体のうちは右鉗脚は極端に大きくはならないようで、色彩も歩脚と同色。
眼柄は透き通った紫色。
前甲はやや茶色っぽい肌色。
第1触角は紫色。
第2触角は、基部は歩脚同様橙色で白い斑紋が入る。
鞭状部は単色の橙色。
全体的な色彩が同属のアデヤカゼブラヤドカリ Pylopaguropsis speciosa McLaughlin & Haig, 1989 に似るが歩脚と鉗脚にストライプ模様がないことで容易に区別は付く。
食性は雑食性だが、やや肉食性に寄っている。
残餌処理や死んでしまった魚、小動物の解体役としてはかなり優秀。
沖縄で採取された個体が商業ルートに載るが、現地での生息数が多くはないためか、取り引きされる数は少ない。
また、価格も高価。
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