インドネシアのバリ島やマレーシアのマブール島、シバダン島等から報告されるミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )のヤドカリ。
サンゴ礁域の水深5m〜30mの岩盤の裂け目や海底洞窟等に棲む。
写真の個体は、バリ島の水深20m付近にある紫色の円盤状カイメンの上に居た個体が採取されたもの。
記載は意外と古く、1902年。
記載時は " Paguristes kuekenthali " としてヒメヨコバサミ属(Genus
Paguristes )に分類されていた。
2002年にミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )が新設された後、2005年にDwi Listyo Rahayuが本種をミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )とする論文を発表し、ミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )に分類し直された。
これはミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )を判別する為の形質は、鰓の数のみを参考にすることになった為だ。
Rahayuは同時にPaguristes monoporus Morgan, 1987 とPaguristes hians Henderson, 1888 もミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )である、としている。
前甲は乳白色で歩脚や鉗脚、眼柄は橙色。
鉗脚に赤褐色のラインが縦走するのが大きな特徴である。
第1触角は橙色。
第2触角は、赤と白の縞模様。
食性は雑食性で、藻類から魚や小動物の死骸まで何でも食べる。
小型種が多いミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes )の中ではやや大きな種で成長すると甲長1cmほどになる。
現在アクアリウムトレードされているミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes
)のヤドカリは沖縄で採取された個体に限られているが、海外種の中にも本種のように美しいミギキキヨコバサミ属(Genus Pseudopaguristes
)のヤドカリが数多く居ることだろう。
それらがアクアリウムトレードされる日が来ることを待ちたい。
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