西部大西洋に分布するプログナトデス属(Genus Prognathodes )のチョウチョウウオ(Family Chaetodontidae
)で北限はノースカロライナのハッテラス岬から南はユカタン半島までと割りと広い範囲で見られる。
但し、バハマとアンチル諸島からは報告されていない。
サンゴ礁域の20〜170mに生息する深海棲の魚で、自然下では小さな甲殻類や環形動物のゴカイ類等のBenthos生物が餌になっていると考えられる。
成魚は15cm程になる。
体側の色彩は白地で、背鰭から尻鰭及び吻から眼上、背鰭棘にかけて斜めのタスキ状の黒いバンド模様が入るので、 "
ダブルバンドバタフライフィッシュ " と呼ばれる事もある。
英名の " bank "
は傾斜した黒いバンド模様に因む。
背鰭の一部や尻鰭、腹鰭は黄色に染まる。
近似種のガイアナバタフライフィッシュ Prognathodes
guyanensis (Durand, 1960 ) に似るが、同種は背鰭から尻鰭にかけてタスキ状の黒いバンドが斜めに1本余分に入るので見分けは付く。
またマルセラバタフライフィッシュ Prognathodes
marcellae (Poll, 1950 )にも似るが、同種の体色は全体的に黄色がかっているのでやはり見分けは付くだろう。
古くからアクアリストには人気の高い種で、種小名の
"aya "
で呼ぶアクアリストも少なくない。
他のプログナトデス属(Genus
Prognathodes
)同様餌付きは悪くないが、入荷当初は雑食性チョウチョウウオの割には餌付けに苦労する事がある。
クリルや冷凍ブラインシュリンプ、冷凍ホワイトシュリンプ等、嗜好性の高い餌を与え、少しづつ人工飼料に移行していくのが望ましい。
一旦落ち着けば丈夫で、飼育し易い種だと言えよう。
生息域の水温は16〜22℃くらいなので低めの水温で飼育した方が調子が良い。
雑食性故、一部のLPSを除きサンゴを食害する事が少なく、Invertebrates
tankで飼育される事が多い。
性格的には温和な種なので、無茶な混泳は避けるようにしたい。
タイミングを見計らえば、同種同属の同居は可能。
カリブ便で輸入されるが、輸入量は少なく、高価なチョウチョウウオ(Family
Chaetodontidae
)だ。
それでも人気種なので売れてしまうのは早い。
興奮して背鰭を広げた様は格好良く、人気があるのも頷けるところだろう。
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