
ハナヤサイサンゴ
Pocillopora damicornis (Linnaeus, 1758 )
世界中のサンゴ礁域において、極普通に見られる固着性の群体サンゴ。
群体はカリフラワーのような形状が基本であるが、波の強さや光量等、育成場所や育成条件の違いにより著しい形状変異が見られる。
枝の先端が尖り気味のものや、丸いもの等有るが、枝振りは他のハナヤサイサンゴ属(Genus Pocillopora )より細目であることが多い。
昼間でも、ポリプ(Polyp )を出す個体もあるが、水槽内で良く観察してみると、メタハラ照射部分よりも、枝の裏側の陰になった部分にポリプ(Polyp )を出している様子が解かる。
色彩は、褐色、薄紫、赤、ピンク、緑、黄色等、変異に富む。
分布域も広く、生息環境も多様で、生息個体数も大変多い。
日本でも、北は房総沖から、和歌山、沖縄迄かなり広域に生息している。
ショップへは、近海産のものから、インドネシア産、フィジー産のものまで比較的コンスタントに入荷するため、入手は容易。
飼育は、貧栄養塩の清浄な海水と、強い照明があれば容易な方だ。
但し、本種に限らずハナヤサイサンゴ属(Genus Pocillopora )は、RTN
(Rapid Tissue Necrosis )等の病気には弱く、また水槽導入時にはブラウンジェリー(Brown-jelly Disaese )に患りやすいので注意が必要.。
また刺胞毒の毒性は弱いので、他のSPS(Small-polyped Scleractinian Coral )と接触すると共肉が剥がれてしまうので、余裕のあるレイアウトを心がけたい。
飼育する上で、弱いブルー球を使用すると褐色化してしまうので、10000K等色温度の低い球を使用するか、多灯したブルー球を使用した方が良い。
また、一旦褐色化した個体でも、強い照明の下に移動すれば、また赤くなる。
淡桃色や、黄色等淡い色彩の個体の色維持は難しい。
逆に褐色の個体を購入して来て、色揚げする楽しみもある。
とにかく水槽内で一番光量の多いところにレイアウトするのがポイントだろう。

ハナヤサイサンゴは、流通量も比較的多く、入手は容易です。
飼育する上で注意しなければいけないのは、メタハラの直下にレイアウトするということにつきます。
メタハラ球は、断然10000Kが有利ですよ。
照度が低かったり、メタハラ球の色温度が高かったりすると直ぐに褐色化してしまいます。
特等席に配置してあげましょう!!
ちなみに、今現在ウチの水槽では、SC(スーパークール)が直に当たる場所に置いてます。
写真右下のグリーン個体は、ショップ入荷時は黄色い個体だったそうです。
ショップで緑化してしまったらしいのですが、ウチでも元の色には戻りません・・・。
まぁ、グリーン個体もそれはそれで綺麗なので良いですけどね。

