オシャレハナダイ
Plectranthias pelicieri Randall & Shimizu, 1994
Original name : Plectranthias pelicieri

生息分布 / 西部インド洋、西部太平洋(モーリシャス及び南日本沿岸)

標準和名 : オシャレハナダイ
英   名 : ペリキエルズ・パーチレット 
Pelicier's parchlet
         ペリキエルズ・コーラルトラウト Pelicier's coral-trout
流 通 名 : オシャレハナダイ

  

   

 以前はモーリシャス固有種と見られていたプレクトルアンティアス属
Genus Plectranthias )のハナダイSubfamily Anthiinae だが、その後日本各地沿岸より報告され、 " オシャレハナダイ " の和名が提唱された。
 他の国、海域では姿が認められておらず、何故斯様な両極分布をしているのかは全くの謎だ。
 英名では、 " Pelicier's parchlet " 、ないしは " Pelicier's coral-trout " 等と呼ばれる。

 モーリシャスではサンゴ礁域の水深
50〜70m付近で見られ、岩礁底に棲む。
日本ではもう少し浅い深度でも見られる。
 海底付近で遊泳生活を送り、小型の甲殻類や小魚を食べて暮らしている。
 背鰭第1棘が伸長し、腹鰭が発達する。
 体色は朱色ベースで、身体側に複雑な点列状の黄色斑が入る。
また、後ろ半分にはパールホワイトの不規則なラインが入る。
 プレクトルアンティアス属Genus Plectranthias )としては中型種で、最大
12cmほどになる。

 大変美しい種なので人気が高いが、価格は非常に高価。
 日本にはモーリシャス便で輸入されるが、モーリシャスから日本への直行便が廃線となってしまった近年、益々目にする機会が減ってしまった。
極稀に近海で採取された個体がアクアリウムトレードされることもあるようだ。
 日本では、伊豆大島、和歌山、四国の柏島、琉球列島久米島等から報告がある。

 大型の個体は少々気が荒い面があるので、タンクメイトには注意が必要。
また、口に入る生体は何でも食べてしまうので、小型魚との同居は出来ない。
 生息深度が深い事もあり、減圧症が出ている個体も見受けられる。
身体を水平に保てない個体の購入の購入は見合わせた方が良い。
 体色には状態によって変化が見られる。
落ち着いている時は全体的に白味が増し、逆に興奮状態にあると赤味が増す。
状態が悪い個体も全体的に白っぽくなるので、きちんと体色変化できる個体を選ぶと良いだろう。
 生息域の水温は低い関係で、水槽内の水温も
25℃を超えないようにしたい。