レッドブローチ・パーチレット
Plectranthias inermis Randall, 1980
Original name : Plectranthias inermis

生息分布 / 西部太平洋、インド洋(フィリピン、インドネシア、クリスマス島)

標準和名 : ────────────────────────────
英   名 : レッドブローチ・パーチレット 
Red-blotched perchlet
         ハイフィン・パーチレット Highfin perchlet
流 通 名 : " チゴハナダイ "


   

 " チゴハナダイ " の名称でアクアリウムトレードされるプレクトルアンティアス属
Genus Plectranthias )のハナダイSubfamily Anthiinae
 本物のチゴハナダイ Plectranthias altipinnatus Katayama&Masuda, 1980 は、富戸〜伊豆海洋公園〜沖縄にかけての南日本のみに分布する種なので商業ルートに載る事は殆ど無い。

 第1背鰭第3棘がやや伸長し、第3棘・第4棘間の鰭膜先端が皮弁状になりクリーム色に色付くので、同様の特徴を持つチゴハナダイ Plectranthias altipinnatus と紛らわしい。
但し、本物のチゴハナダイ Plectranthias altipinnatus は体側の朱色斑紋が本種ほど規則正しくなく、不明瞭な上、下半分には殆ど斑紋が入らないので区別は付くだろう。

 英名では " Red-blotched perchlet " もしくは " Highfin perchlet " と呼称される。
 種小名の " inermis " は " 刺針のない " と言う意。

 自然下ではサンゴ礁域の水深
15〜65m付近の岩盤の裂け目等をシェルターとし、単独またはペアで棲む、底生魚。
 小型種で、成長しても
5cm程にしかならない。

 本種を初めとするプレクトルアンティアス属Genus Plectranthias )は総じて肉食性なので、口に入ってしまう小型の甲殻類や小魚との混泳はできない。
 人工飼料にはやや餌付きにくいが、一旦餌付くと何でも良く食べる。
状態良くキープできているInvertebrates tankなら餌付かなくても、自然に湧いてくる小さな動物を捕食して充分長期飼育は可能だ。
 飼育は容易な種だと言えるだろう。
 深場生息種だが、照明焼けはしない。

 以前は大変レア種で価格も高価だったが、ここ数年はかなり安価な魚となった。
 プレクトルアンティアス属Genus Plectranthias )の入門種としては最適だろう。
同種同属間では激しく争うので、混泳はできない。
 水槽内では照明が点灯している間はLRの陰等に潜み殆ど見ることができないが、照明が消灯すると盛んに活動する。
 ゴンベ類のように水槽底面等に着底しているが、移動する際のスピードは意外と速い。