ダンダラヒメヨコバサミ
Paguristes jalur Morgan, 1992
Original name : Paguristes jalur

生息分布 / 西部太平洋〜東部インド洋(琉球列島、北マリアナ諸島、グアム島、フィリピン、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、パラオ等)

標準和名 : ダンダラヒメヨコバサミ
英   名 : 
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流 通 名 : ダンダラヒメヨコバサミ


   

 元々はマレーシアや西部インドネシア等の東部インド洋から北マリアナ諸島にかけてのみ分布するヒメヨコバサミ属Genus Paguristes )のヤドカリだったが、近年琉球列島各地からも報告がある。
 サンゴ礁域の
5m40mに棲む。
特に
15m30m付近で多く見られる。
自然下では、岩の亀裂や海底洞窟内等、暗がりに居ることが多い。

 種小名 " jalur " はマレー語で " ストライプ " を意味する。
 和名は、歩脚や鉗脚の紅白の段だら模様に因んだもので、アクアリストの設楽裕之氏が提唱し、千葉県立中央博物館朝倉彰先生が和名登録した。

 鉗脚の指節から腕節に至るまでと歩脚の指節から腕節に至るまで、乳白色ベースに真紅の縦ラインが入る。
地色の乳白色は琉球列島の個体は白味が強いが、ミクロネシアの個体は黄色身が強い。
また鉗脚の長節と歩脚の長節には真紅の横縞が1本入る。
鉗脚前節は微棘が散在する。
 前甲や眼柄、第1触角等は純白。
白と紅とのコントラストが大変美しいヤドカリだ。
 第2触角基部は体色同様純白だが、ほぼ中央部に赤い横縞が1本入る。
鞭状部は真紅。
 眼球は黒色。

 成長しても甲長
2cmほどの小型種。

 水槽内でも自然下同様、暗がりを好み、照明が点灯している間はLRの陰等に潜み、殆ど動かないが、照明が落ちると活動を開始する。
 動きは他のヤドカリよりもやや素早い。
 性格は温和な方で、性格のきついヤドカリに宿貝を奪われてしまうこともある。
空の貝殻を多めに用意してあげた方が良いだろう。
 食性は雑食性だが、どちらかと言えば藻食傾向が強いようだ。

 商業ルートにはあまり載らず、やや入手しにくいヤドカリである。
 主に沖縄で採取された個体が流通するが、稀に海外から来ることもある。

 深場には、まだまだこのような新種のヤドカリも多く生息していると思われる。
これからの新種発見を楽しみに待ちたい。