
Montipora monasteriata (Forskal, 1775 )
固着性の塊状、または岩盤を被覆する皮革状、ないしはやや厚めの板状の群体。
僅かに葉状になる個体もあるが、何層にも重なる形状になることはない。
群体の表面は多数の細かい棘状突起や疣状突起に覆われている。
同属(Genus Montipora )のイボコモンサンゴ Montipora verrucosa (Lamarck, 1816 ) やディーナイボコモンサンゴ Montipora danae (Milne Edwards & Haime, 1851 )に似るが、瘤状突起は前2種よりも小さいので区別は容易につく。
共肉は、白、淡褐色、褐色、緑褐色で変異は見られないが、ポリプ(Polyp )はピンクや赤、紫等派手な色彩になることが多く、昼間でも良く開く。
個体の周辺部は、やや淡い色彩になることが多い。
日本では、四国以南から沖縄迄のサンゴ礁域礁斜面上部に普通に生息する。
ショップには、主にインドネシア産の個体が入荷するが、流通個体数は極少なく、入手は困難。
飼育に際しては、他のコモンサンゴ属(Genus Montipora )に準じ、貧栄養塩の清浄な海水とやや強めの光があれば、それほど難しくはない。
共肉は弱いので、他のサンゴ類に触れないように注意。
デトリタスが溜まり易いので、こまめにデトリタスを吹き飛ばしてあげると良いだろう。
コモンサンゴ属(Genus Montipora )は一様に海藻類には弱いので、ランナーが付着しないように注意した方が良い。


コイボコモンサンゴは、極端に流通個体数が少なく入手は困難です。
写真の個体も、見つけた時は既に売約になっていたので、写真だけ撮らせて頂きました。
特に、この様な葉状個体は珍しく、入手できないと思います。
コモンサンゴの仲間は、ウスコモンサンゴ以外の種の入荷は極端に少ないですね。
もしかしたら、現地で採取している人が気付いていないのかも知れませんね。