スタッグホーンハーミット
Manucomplanus varians  Benedict, 1892
生息分布 / メキシコのカンペチェ湾〜ユカタン半島
 メキシコ固有種のマヌコムプラヌス属Genus Manucomplanus )のホンヤドカリSuparfamily Paguroidea )。
 ヤドカリ本体の色彩は鮮やかさに欠けるが、生態の面白さから、非常に人気の高いヤドカリだ。
実は本種、宿貝の代わりに活きた珊瑚を利用するのだ。
樹枝状のコモンサンゴ類Genus Montipora )ないしはハマサンゴ類
Family Poritidae )を棲家とする。
サンゴを宿とするカンザシヤドカリ類
Genjus Paguritta )とは違って、小さな珊瑚片に入り、自由生活する点が面白い。
この珊瑚が、どのように防衛手段として役立つのか、興味は尽きない。
 この生活形態から、 "
Coralhouse Hermit " 若しくは宿とする珊瑚の形状から
"
Staghorn Hermit " と呼ばれる。
"
Mexican Hermit " のインボイスで取り引きされることもある。
 歩脚や鋏脚、触角は白色ベースに赤褐色のストライプ模様が入る。
 眼球がピンク色なので、良く目立つ。
 ヤドカリの飼育自体は容易だが、宿としている珊瑚は、
SPSが育成できるような清浄な海水と、強い光が必要。
宿にしている珊瑚が死んでしまい、藻類が生え出すと少々格好悪い。
 メキシコから輸入されるスタッグホーンハーミットです。
 ヤドカリ自体の色彩はやや地味で、敬遠されがちなホンヤドカリでありながら、生活形態の面白さから、人気がある種です。
 入荷量は少なく、価格はやや高めです。
 宿にしている珊瑚を巧く飼育できれば、かなり面白い生体だと言えるでしょう。
Last Update 2005,8,13