Invertebrates tankのタンクメイトとして人気のあるハナスズキ属(Genus Liopropoma ・・・リオプロポマ属)の小型ハタ(Family Serranidae )。
自然下では、サンゴ礁域の水深3〜45m付近に多く生息し、時には50mを超えることもある。
岩盤の裂け目等をシェルターとし、単独またはペアで棲み、小さな甲殻類等を餌としている。
成長しても10cm以下の小型種である。
種小名の " rubre " は " 朱色の " と言う意。
英名では縦縞模様に因み、主に " Peppermint bass " と呼ばれる事が多い。
日本で流通名として使われる " Swiss-guard basslet " は、その体の模様が「スイス護衛隊(ローマ教皇庁護衛隊)」の制服に似ているところに因んでいる。
体色は黄色がかった橙色で、身体には片側5本づつ、赤褐色の縦縞が入る。
良く観ると、赤褐色のラインの間に黄色いラインが走る事が解るだろう。
但し、同じような色彩、模様を持つ種が数種類居るので注意しなくてはいけない。
例えば、太平洋に生息するコレッティーバスレット Liopropoma collettei Randall & Taylor, 1988 やコスジハナスズキ Liopropoma susumi (Jordan&Seale, 1906 )、本種に近い海域に生息するキャンディーバスレット Liopropoma carmabi Randall, 1963
等が良く似ている。
第二背鰭の大きな黒斑や、尻鰭の黒帯で繋がった2つの黒斑が特徴なので、他種と見分けるポイントになるだろう。
非常にシャイな魚なので、自然下同様、水槽内でもシェルターを造って、落ち着ける環境で飼育するのが望ましい。
リオプロポマ属(Genus Liopropoma )の小型ハタは、本種を始めとして皆一様に生息深度が深い。
だが、カリブ海生息のリオプロポマ属(Genus Liopropoma )はケーブバス Liopropoma mowbrayi Woods & Kanazawa, 1951 を除き、日焼けして美しい体色が失われることがないので、強化照明下のAcropora水槽には最適。
落ち着けば飼育は容易で餌付きも良い。
甲殻類や、口に入るくらいの小魚は食べられてしまうので混泳には注意する。
水槽導入時には、白点にかかりやすい面もあるので気をつけた方が良いだろう。
ペア以外の同種同属とは激しく争うので注意が必要である。
シャイな性格なので、気性の荒い魚との混泳も避けた方が良い。
リオプロポマ属(Genus Liopropoma )の小型ハタは高価な種が多いが、本種はショップへの流通量も多く、一番安価な方であったが、ここ数年入荷量が激減し価格も高騰してきた。
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