
Hoplophrys oatesii Henderson, 1893
生息分布 / 相模湾以南〜西部太平洋〜インド洋
トゲトサカ類(Genus Dendronephthya )に共生するクモガニ科(Family Majidae )の小型蟹。
甲は洋梨型で、幾つもの棘に覆われていて、横から見ると正に「金平糖」。
その擬態ぶりは、本当に見事である。
基本的に体色は、乳白色や、淡黄色、桃色を帯びた白色で、赤や橙色の斑紋が入る。また、歩脚や鋏脚は、甲の体色と、赤や桃色との縞々模様になる。
これらの色彩は、宿主となるトゲトサカ類(Genus Dendronephthya )によって変化している。
トゲトサカ類(Genus Dendronephthya )の茎とポリプとの縊れた部分に隠れてじっとしていることが多い。
飼育は容易だが、宿主となるトサカ類の調子が良いとこが前提。
勿論、トゲトサカ類(Genus Dendronephthya )が無ければ飼育することは不可能。
水槽内に複数のトゲトサカ類(Genus Dendronephthya )を入れておくと、調子の良いトゲトサカ(Genus Dendronephthya )に引越しする習性があることが解かる。
水槽内で、トゲトサカ類(Genus Dendronephthya )を維持することは意外と難しいので、数本入れておくと良いかも知れない。
甲殻類を捕食してしまう肉食の魚とは同居できない。
また、トゲトサカ類(Genus Dendronephthya )を食べてしまう生物との同居も避けるべきだろう。
商業ルートに載ることは殆どないが、偶然にトゲトサカ類(Genus Dendronephthya )にくっ付いていることもあるので、トゲトサカ類(Genus Dendronephthya )を購入する際は、よく観察して探してみると良い。
稀に売っていることもあるが、くれぐれも単独で購入しないように。


トゲトサカ類に片利共生する小型のカニです。
大変美しいので、お気に入りの生体の1つです。
ちなみに、写真のトサカは調子を崩して溶けてしまったのですが、となりにおいてあったビロードトゲトサカに引っ越して元気に暮らしています。
ここでは、はっきり写るようにトサカの茎同士を離してから写真撮影しているのですが、実際は上手く隠れていて発見するのが大変なくらいです。
それはそれは見事な擬態っぷりですよ!