ハナタツ
Hippocompus sindonis Jordan & Snyder, 1901
生息分布 / 本州中部〜九州、朝鮮半島南部
 ほぼ日本固有種のタツノオトシゴ属Genus Hippocampus )のヨウジウオ科Family Syngnathidae )。
 " エンシュウタツ " とも呼ばれる。
 日本のダイバーやアクアリストからは、近年までタツノオトシゴ
 Hippocampus coronatus Temminck&Schlegel, 1850 と混同され、図鑑等の書籍にも本種がタツノオトシゴ Hippocampus coronatus として記載されていることもあるので注意。
本種はタツノオトシゴ Hippocampus coronatus ほど頂冠が発達せず、頭部に棘状の擬態軟骨(皮弁)を有する。
本種は背鰭鰭条数が12、胸鰭鰭条数が10なのに対し、タツノオトシゴ Hippocampus coronatus 背鰭鰭条数が12〜15、胸鰭鰭条数が11〜14、と個体差があるのが特徴。
躯幹輪数はどちらも10。
 色彩は赤や橙色等派手な個体が多い。
但し、他のタツノオトシゴ属Genus Hippocampus )同様、周りの環境に色彩を擬態させるので、飼育時の体色維持には工夫が必要。
 食性は、小さな甲殻類等を与えると良い。
 水槽内での繁殖も可能。
 低水温を好むが、徐々に慣らせば28℃くらいでも飼育は可能なようだ。
 強い水流は、体力を奪う事になるので寧ろ殆ど無いくらいが良い。
 他の魚との同居は出来ないので、単独若しくは雌雄での飼育が望ましい。
 商業ルートに載ることは殆ど無く、あっても高価。
絶滅危惧種に指定されているので、海外への商取引は厳しく規制されている。
 いつか飼育してみたいと思っていたハナタツをとうとう入手しました。
 本当に綺麗なタツで、頭部の皮弁も他種にないものなので変わっています。
 この個体は雌ですので、雄の個体を入手して繁殖に挑戦してみたいですね。
 色彩維持には工夫が必要で、ウチでは紅藻や赤系のヤギ類を入れています。
Last Update 2005,4,30