ミカドウミウシ
Hexabranchus sanguineus (Ruppell & Leuckart, 1828 )
生息分布 / 房総以南〜西部太平洋〜インド洋
現在2種のみが記載されるミカドウミウシ属(Genus Hexabranchus )のウミウシ。
英名の " スパニッシュダンサー " (Spanish Dancer )はあまりにも有名。
ミカドウミウシは泳ぐのだが、その際、外套膜をヒラヒラさせながら泳ぐので、その姿をスカートを靡かせてフラメンコを踊るスパニッシュダンサーに重ね合わせているのだろう。
ちなみにミカドウミウシ属(Genus Hexabranchus )のもう1種はカリブ海に生息する種、Hexabranchus morsomus Marcus, 1962 で、英名を " カリビアンスパニッシュダンサー " と言う。
ウミウシとしては最大の大きさに成長する種で、中には50cmに達するものも居る。
標準和名の " 帝 " と言う名も伊達ではない。
普段、肉帯の縁はくるりと丸まっているが、刺激を与えるとフラッシングと言われる、肉帯の縁を広げる行動を見せる。
基本的に幼体の内は綺麗な色彩だが、成熟してくると赤褐色の色彩に変化するが、幼体も成体も様々な色彩変異があつ。
上から見ると体型は瓢箪型で、触角もやや離れた場所に位置する。
また、成体は二次鰓の形状が、まるで二次鰓が複数あるかのような形状なので、種の同定は容易い。
その大きな身体はウミウシカクレエビ Periclimenes imperator Bruce, 1967 の良い隠れ家になる。
一般種なので、成体も幼体も普通にみることが出来る。
食性は不明で、飼育は非常に難しい。
商業ルートには良く載るが、幼体は非常に少なく、その殆どが大きな成体である。
"スパニッシュダンサー"と言う英名があまりにも有名なミカドウミウシです。
ショップへも頻繁に入荷しますので、入手は容易です・・・がしかし、飼育は非常に困難を極めます。(>_<)
せめて、餌が解かればよいのですけどね。
大きなウミウシですので、落ちた時の水質の悪化が懸念されます。
良く考えて購入した方が良いでしょう。
小さな幼体だったら問題無いのですが、小さな個体は中々入手できないでしょう。
Last Update 2003,9,12
Var. Photo (c) Daradara
成体