レッドヘッド・ラス
Halichoeres rubricephalus Kuiter & Randall, 1995
Original name : Halichoeres rubricephalus

生息分布 / 西部太平洋(インドネシアのフローレス島マウメレ湾及びバンガイ諸島)

標準和名 : ────────────────────────────
英   名 : レッドヘッド・ラス 
Red-head wrasse
流 通 名 : レッドヘッド・ラス


   

 インドネシアのフローレス島マウメレ湾とバンガイ諸島からのみ報告される、局地分布性のハリコエレス属Genus Halichoeres )のカンムリベラSubfamily Corinae )。
ちなみにハリコエレス属
Genus Halichoeres )は以前は " キュウセン属 " と言う和名で呼称されていたが、現在キュウセン Parajulis poecilepterus Temminck & Schlegel, 1845Parajulisとして1属1種扱いになった為、
" キュウセン属 " と言う呼び名はParajulisに充てられている。
今日までハリコエレス属
Genus Halichoeres )の和名は提唱されていない。

 自然下では、サンゴ礁域の水深
10〜35m付近、岩礁斜面をシェルターとして単独、若しくはペアで棲む。
 雄は、ダークグリーンの体色で、頭部が赤く染まるところから "
Red-head wrasse "と言う英名で呼ばれる。
背鰭や胸鰭、尻鰭の縁がメタリックブルーで縁取られ、何とも言い難い美しさがある。
 雌はダークブルー地にオレンジ色の細いラインが頭部から尾鰭にかけて無数入る。
これは他のハリコエレス属Genus Halichoeres )の雌にも頻繁に見られる色彩特徴であるため、雌の種判別はしにくい。
但し、本種の雌は背鰭の端に単眼模様が入るので、そこで見分けることができる。

 種小名 " rubricephalus " は " 赤い頭の " の意。

 夜間は他のキュウセン類
Subfamily Corinae )同様、砂に潜って眠るので、底砂が必要。
底砂が無いと、褪色が起こったり、状態が悪くなったりする。
 成長して
10cm程とアクアシーンに登場するベラ類Family Labridae )の中では中型魚だが、性格的には大変大人しい。
同種同属とも同居は可能。
 餌付きは良いが、摂餌が上手ではなく、痩せ易い面があるので、飼育の際は注意する。

 生息深度がやや深い為か、入荷時の状態が極端に悪く、餌を食べていても直ぐに死んでしまう事もある。
購入する際は、じっくり見極めた方が良いだろう。
 インドネシア便で輸入されるが、輸入量は非常に少なくやや高価。
人気種なので、入手性も良くない。