
Gymnodoris inornata Bergh, 1880
生息分布 / 房総以南〜西部太平洋
ウミウシ喰いで知られるキヌハダウミウシ属(Genus Gymnodoris )の基本となるのが本種。
キヌハダウミウシ属(Genus Gymnodoris )は、ウミウシ喰いとは言えどのウミウシでも食べる訳ではなく、種によって食べるウミウシは違う。
本種は、クロシタナシウミウシ Dendrodoris arborescens (Collingwood, 1881 ) を好んで食しているようで、クロシタナシウミウシ Dendrodoris arborescens が多く生息する環境で多く見られる。
尚、クロシタナシウミウシ Dendrodoris arborescensは、クロイソカイメン Halichondria okadai (Kadota, 1922 ) を専食とする為、同じような場所に居る。
どちらかというと、夜行性のようで、昼間は砂に潜ったり、岩場の影に隠れたりしているようだ。
身体はぶよぶよと、思いのほか柔らかい。
身体の柔らかさもあってか、強い水流には弱いので、飼育するときは注意したい。
食性が解かっているので、長期飼育も狙えるが、餌のクロシタナシウミウシ Dendrodoris arborescens をコンスタントに与えねばならず、餌の調達が大変だろう。
ショップに入荷することはほとんどないので、採取してくる方が早い。


ウミウシ喰いで知られるキヌハダウミウシです。
写真の個体のお腹が黒く透けているのは、クロシタナシウミウシを食べた直後だからです。
その後も、ウチで飼育していたクロシタナシウミウシが居なくなってしまったので、犯人は恐らく・・・!!
見た目は可愛いんですがね。
この個体は、三浦海岸で採取してきました。
餌のクロシタナシウミウシが手に入る環境の方は、是非飼育してみて下さい。