


Euphyllia ancora (Veron & Pichon,1980)
チョウジガイ科(Family Caryophylliidae )の代表格とも言えるイシサンゴ。
固着性で、フラベロ-メアンドロイド型(Flabello−meandroid ・・・骨格の谷が長くなり、別々の壁を持つように形成された群体)群体になる。
群体の概形は半球状で、基部から太い枝が伸び、大きくなると分枝する。
枝の先端部は平板で莢が並び、隔壁は全縁で穴は開かず、整然と並び莢壁から突出しない。
骨格はコエダナガレハナサンゴ(Euphyllia divisa )に良く似るが、その特徴的な触手を見れば容易に区別することが出来る。
触手は昼間に長く伸長し、先端部は耳朶状、もしくは錨状の半球体になる。
触手の色彩的には茶色、緑色、ピンク、灰色等変異に富み、先端部だけ色が違う場合が多い。
特に先端部が緑色の個体は人気が高い。
自然下では礁池や礁斜面に普通で、波の当たりの穏やかな場所に大群体を作る事も多い。
主にネシア便で輸入されたものが流通している。
飼育は容易だが、刺胞毒が非常に強いのでレイアウトには注意する。
共肉は、骨格の数倍に膨らみ、思った以上に伸びるので、余裕を持ったレイアウトを心がけたい。
また、スイパー触手を長く伸長し、近くのサンゴを攻撃することもあるので、近くに置くサンゴの種類は良く検討した方が良い。
同じナガレハナサンゴ属(Genus Euphyllia )のハナブサツツマルサンゴ
(Euphyllia yaeyamaensis )やコエダナガレハナサンゴ(Euphyllia divisa )は刺胞毒の毒性が近いようで、お互いが触る場所にレイアウトしても問題ない。
給餌しても、殆ど取り込まないので、無給餌で充分飼育できる。
共肉に褐虫藻を共生させているのでそれなりの照明は必要で、ブルー系のメタハラ球がお勧めだ。 但し、あまり強い照明は嫌うので程ほどに。
水槽導入直後はブラウンジェリー(Brown jelly disaese)に患りやすいので観察が必要。
ナガレハナもチョウジガイ科の中では、僕が好きなサンゴです。
飼育も容易ですし、手間もいらない。
非常に綺麗であの"タコアシ"に触れてレイアウトしても大丈夫、と好条件は揃ってます。
ちなみにこの個体はもう、6年くらい飼育しております。
飼育が下手くそな僕でも楽勝で飼えるんですから、あなたも楽勝。
「初心者歓迎」ってとこでしょうか?
もっとも、SPSキーパーからは嫌われますが・・・。なんせ刺胞毒、強いっすから・・・。