ツノヤドカリ属の1種
Diogenes biramous Morgan, 1987
生息分布 / 和歌山以南〜沖縄〜西部太平洋〜西部オーストラリア
 大変美しい色彩のツノヤドカリ属Genus Diogenes )のヤドカリ。
 本来はオーストラリアでしか確認されていなかった本種だが、最近は、インドネシアやフィリピンからも報告され、日本でも僅かながら沖縄や和歌山で報告されている。
 水深5m〜10mの転石の下や、サンゴ礁域の根の下等の砂地の上で見つかる。
 身体は非常に小さく、成長しても甲長で1cmほどにしかならない。
 歩脚は白地に細く赤い横縞が数本入る。
右鋏脚は細く白色だが、左鋏脚は非常に大きく指部は淡い灰色になる。
 眼柄は白く、先端部に赤色の切り込みラインが入るのが特徴。
眼球は、他種と比べ縦方向にやや長く、色彩は淡紫色。
 第一触角は白色で、蛾の触角のように網状になる。
第二触角は白色で、赤い横縞が2本入る。
 食性はベントス食性で、砂の上で盛んに砂を漉している様子が観察できるだろう。
 移動はあまりしないが、砂食みするスピードは早い。
普段は貝口だけを出して、宿貝ごと砂に潜っていることが多い。
 商業ルートに載るとこは殆どないので入手は困難。
 その食性や習性からも、底砂を敷いてない水槽での飼育は不可能。
また、水槽内のベントスが沢山生息している環境でないと長期飼育は難しいかも知れない。
 欲しかったツノヤドカリ属の1種を入手することができました。
 白い身体に赤いラインが所々に入り、非常に美しいヤドカリです。
身体はとても小さいのですが、あまり移動するタイプではないので、見失うことはないでしょう。
 ベントス食性ですので、水槽のワラワラを増やしてあげましょう。ъ( ゜ー^)

 
Last Update 2003,8,15