タテジマヨコバサミ
Clibanarius striolatus Dana, 1852
Original name : Clibanarius striolatus

生息分布 /西部太平洋〜 中部太平洋〜南部太平洋〜インド洋(和歌山以南〜和歌山〜沖縄、台湾、フィリピン、インドネシア、北マリアナ諸島、グアム島、オーストラリア、ニュージーランド、東アフリカ、ケニア、モルディブ、ハワイ諸島、フランス領ポリネシア、ピトケアン、イースター島等)

標準和名 : タテジマヨコバサミ
英   名 : ────────────────────────────
流 通 名 : タテジマヨコバサミ


   

 太平洋全域からインド洋にかけて広範囲に分布するヨコバサミ属Genus Clibanarius )のヤドカリ。

 サンゴ礁域のタイドプールから水深
10m以浅の潮間帯で見られる。
 岩の上や隙間で見られる普通種。

 鉗脚や歩脚は白っぽい灰色の地色に暗色の縦ラインが入る。
 色彩的に同属のイモガイヨコバサミ Clibanarius eurysternus Hilgendorf, 1878 に良く似ている。
イモガイヨコバサミ Clibanarius eurysternus に比べると本種の縦ラインはやや不鮮明で、歩脚節々の縦ラインが途切れる幅が広い。
また、イモガイヨコバサミ Clibanarius eurysternus は眼柄に暗色のラインが入るのに対し、本種はラインが入らないので見分け易いだろう。
甲の体高も本種の方が厚みがあり、 イモガイヨコバサミ Clibanarius eurysternus が貝口の狭いイモガイ類
Family Conidae )を宿貝として好むのに対して本種は貝の種類を選ばない。
 眼柄基部は淡い褐色で、先端部に近づくにつれ、白っぽくなる。
眼球は黒い。
 第1触角、第2触角鞭状部共に淡い褐色。

 種小名 " striolatus " は " 微かに線条のある " の意で、歩脚の縦ラインに因む。
 標準和名も同様。
 " アカシマヨコバサミ " は本種の
Junior synonym(新参異名)である。

 雑食性で、藻類から魚や小動物の死骸まで何でも良く食べるので、水槽内の掃除役には最適。
どちらかと言えば、藻食性が強い。
 動きは活発で、同属他種よりも素早いようだ。

 日本では和歌山以南のタイドプール等で普通に見られるため、採取することは容易。
 人気種ではないのだが、サンゴヤドカリ類Genus Calcinus )の混じりで商業ルートに載ることが多く、入手は容易い。