バヌアツから輸入されるイトヒキベラ(Genus Cirrhilabrus )で、色彩的特長はサンゴ海に分布するロージーフィンフェアリーラス Cirrhilabrus bathyphilus Randall & Nagareda, 2002 に酷似する。
吻先から尾鰭に至るまで赤く染まるロージーフィンフェアリーラス Cirrhilabrus bathyphilus に対して、本種は頭部のみが赤くなるので別種の可能性もある。
但し、両種の中間的色彩を有する個体も居るので線引きは曖昧だ。
一応本Siteでは別種として扱う。
水深50〜100m付近にペア、若しくは小さなハーレムを形成して棲む。
バヌアツ以外の他地域での分布は確認されていないようだ。
バヌアツ便自体がここ数年始まったルートなので、本種もまだまだ新着魚と呼べるだろう。
雄の色彩は大変美しく、クリーム色がかったボディにピンクの尾、頭部は赤く染まる。
その色彩から英名で " Hooded fairy-wrasse " と呼ばれる。
ちなみに " Hooded " とは " 頭巾(フード)を冠った " と言う意味。
雄の尾は半円状で、ややFork-Tail気味であることも特徴のひとつだろう。
新着魚で、入荷する個体数も少ないので価格はやや高価。
本種を始めとするイトヒキベラ属(Genus Cirrhilabrus )等、べラの仲間(Family Cheilininae )は餌付きも良い種が多く、皆タフで飼育し易い。
また、ヤッコを始めとする他種との折り合いも良く、色彩的にも美しい種が多いので人気は高い。
但し、同属とは争うことが多いので、イトヒキベラ(Genus Cirrhilabrus )同士の混泳には注意を要する。
また、小さな甲殻類等は捕食されてしまうので同居は出来ない。
イトヒキベラ(Genus Cirrhilabrus )の殆どは、やや深い深度に分布するため、強化照明下で飼育すると背が焼けたり、体色が褐色化してしまったりするので注意を要するが、本種は照明焼けを起こしにくいようだ。
できれば雌とのペア飼育を楽しみたいところだ。
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