フチドリワモンヤドカリ
Ciliopagurus shebae Lewinsohn, 1969
Original name : Trizopagurus shebae

生息分布 /西部太平洋〜インド洋(大島〜和歌山、インドネシア、ベトナム、マレーシア、東アフリカ、モーリシャス、ココスキーリング等)

標準和名 : フチドリワモンヤドカリ
英   名 : ────────────────────────────
流 通 名 : フチドリワモンヤドカリ

  

   

 元々はインド洋からのみ報告されていたワモンヤドカリ属Genus Ciliopagurus )のヤドカリだが、近年日本各地沿岸から見つかり、和名が提唱された。。

 水深
45m120m付近の岩礁域、転石周辺等に棲む。

 ワモンヤドカリ属Genus Ciliopagurus はどの種も良く似ていて、見分けるには少々コツがいる。
 本種は鉗脚、歩脚の地色が白色で、鉗脚と歩脚を一周する縞模様の色彩が山吹色。
その山吹色の縞模様の両端を赤く細いラインが縁取る。
その様から
2006に " フチドリワモンヤドカリ " の新称が提唱された。
 ミクロネシアに分布するワモンヤドカリ属の1種 Ciliopagurus tricolor Forest, 1995 は本種同様、縁取り模様を有しており、大変良く似ている。
但し、ワモンヤドカリ属の1種 Ciliopagurus tricolor は歩脚指節にまで縁取り模様が入るが、本種の指節にはそれがなく、山吹色単色である。
 眼柄は山吹色で、眼球はやや緑色がかる。
 左右の鉗脚は、ほぼ同じくらいの大きさ。
 第1触角、第2触角共に山吹色。

 前甲は平たく、色彩は白色。
 全体的にベニワモンヤドカリ Ciliopagurus strigatus Herbst, 1804 ユビナガワモンヤドカリ Ciliopagurus krempfi (Forest, 1952 よりも黄色っぽい色彩をしているので、一目で違う種であることは解かるだろう。

 身体は平たいが、ベニワモンヤドカリ Ciliopagurus strigatus のように、宿貝にマガキガイ Strombus luhuanus Linnaeus, 1758 等貝口の狭い貝を好むことはない。

 食性は雑食性だが、やや肉食に寄る。
 大人しい種なので、気の強いヤドカリとの同居は止めた方が良い。

 海外からの輸入はなく、近海で採取されることも殆ど無い。
商業ルートに載ることは皆無と言っても過言ではなく、入手は困難を極める。
 正に、ヤドカリマニア垂涎の種である。