南大西洋の孤島、英国領セントヘレナ諸島、アセンション島のみに生息する局地分布のケントロピーゲ属(Genus Centropyge )。
ケントロピーゲ属(Genus Centropyge )の中で、クシィピポプス亜属(Subgenus Xiphipops
)に分類される。
その局地性故、入荷は極稀で非常に高価だが、人気は高い。
以前は年に1〜2回のまとまった入荷があったのだが、近年は数年間、単発の入荷しか無かった。
アセンション島は、イギリス空軍の軍事基地であるため、採取には特別な許可が必要である。
また飛行機も船も定期便が非常に少ないので、仕方が無いところか。
自然下ではサンゴが発達した、水深15〜40m付近に小さな群れを作って棲む。
カイメン類や藻類が餌になっていると思われる。
成長しても8cmくらいの小型種である。
種小名の " resplendens " は " 光輝く " 、 " 燦びやかな " の意。
現在では数年おきにまとまった数が輸入されるが、コンスタントではなく、今後もそうは望めないかも知れない。
ペアが得やすいので、昔から本種の飼育スタイルはペア飼育である。
本種を始めとする、チャイロヤッコ Centropyge flavicauda Fraser-Brunner, 1933 近似種・・・( フィッシャーズエンゼルフィッシュ Centropyge
fisheri (Snyder, 1904 )、チェルブピグミーエンゼルフィッシュ Centropyge
argi Woods & Kanazawa, 1951 、アフリカンピグミーエンゼルフィッシュ Centropyge acanthops (Norman, 1922 )、カリビアンフレームバック Centropyge aurantonotus Burgess, 1974 )・・・のケントロピーゲ属(Genus Centropyge )は " フレームバック・エンゼルフィッシュ(Flame-back angelfish ) " と呼ばれる。
どの種も皆餌付きが良く、非常にタフである。
近年は、ワイルド個体(採取個体)だけでなく、ブリードされた個体も流通している。
しかし、数は少なく、価格もワイルド個体と変わらない点が残念。
ペア以外の同種同属間では激しく闘争するので注意が必要。
タンクメイトを選ばず混泳できるが、出来ればペア飼育して、産卵行動を見たいところだろう。