英名の " Japanese angelfish " の名の通り、ほぼ日本の固有種と言っても良い温帯適応種である。
ケントロピーゲ属(Genus Centropyge
)の中では最も大型になる種。
自然下ではサンゴの良く発達した岩礁域、水深10〜60m付近にペアで棲む。
カイメン類や藻類等を餌としていると思われる。
標準和名は " 連点 " の意で、身体側に連なる青紫の小紋に因む。
種小名の " interruptus " は " 断続的な " の意で、やはり身体側の小紋に因んでいる。
ベースはオレンジ色で、青紫色の小紋が無数に入る。
後ろ半分は青紫色の割合が高くなる。
ミッドウェイに分布する個体は、オレンジ色の部分が淡い黄色で、まるで別種のように見える。
但し、ミッドウェイ周辺は自然動物の捕獲が禁止されている海域なので入手する事は不可能。
美しい体色は、魚水槽や水質が劣化した環境では褪色し易く、Invertebrates
tankでの飼育が理想的。
大型種である為、15cm位の大きさになるまでペアにはならないので、Invertebrates
tankでのペア形成は難しい。
ブルーモーリシャスピグミーエンゼルフィッシュ Centropyge debelius Pyle, 1990 、ココスピグミーエンゼルフィッシュ Centropyge jaculator Smith-Vaniz & Randall, 1974 とは非常に近い種である。
最大で20cm近くに成長する。
雑食性で何でも良く食べるので非常に飼育しやすい。
但し、温帯適応種であるが故に夏場の高水温には注意が必要だ。
水温は25℃を超えないようにしたい。
3〜4cm位までは、背鰭の後部に眼状の幼魚斑があるが、成長とともに消失する。
飼育は水温さえ気をつければ容易な種だが、性格的にきつい面があるので同居させるタンクメイトには注意が必要。
特に同種同属間では激しく争う。
日本近海と言っても、伊豆諸島や小笠原諸島が主な生息地である為、本種を採取するシッパーが居らず、ショップへの流通量は極端に少ない。
但し、現地での生息数は少なくないので、シッパーが居れば価格も下がるだろう。
幼魚の生息深度は大変深く、採取が難しいので価格も高くなる。
独特の青紫の体色はアメリカでも人気が高く、アメリカ人のシッパーが採取、日本に逆輸入される形になってしまっているのが残念だ。
最近では、ブリーディングされた個体も僅かながら流通しているのだが、高価であることに変わりは無い。
今後に期待したい。