ハワイ諸島固有種のサンゴヤドカリ属(Genus
Calcinus )のヤドカリ。
英名で " Laurent's hermit-crab " と呼ばれている。
水深6m以浅の潮間帯に生息し、通常は枝状のミドリイシ類(Genus Acropora )やハナヤサイサンゴ類(Genus Pocillopora )の枝上、枝間で見られる。
サンゴヤドカリ属(Genus Calcinus )のヤドカリでは、他にもウスイロサンゴヤドカリ Calcinus vachoni Forest, 1958 やアカツメサンゴヤドカリ Calcinus minutus Buitendijk, 1937 等が同様の生活手段を取っているが、これは一種の防衛手段だと思われる。
色彩はピンクと赤を基調としており、かなりの美種だ。
歩脚は、座節から前節までが赤色で、腕節と前節の節部や指節がピンク色。
全体に細やかな白いスポット状模様が入る。
鉗脚は指部は白いが全体的には黒褐色で、歩脚同様白いスポット状模様が入る。
眼柄はピンク色で、先端部のみ白色。
眼球は黒色。
第1触角は黄色で、先端に近い部分が鮮やかな青色。
第2触角は黄色。
性格は温和だが、動きは活発。
水槽内でも自然下同様、LRの窪みやミドリイシ類(Genus Acropora )の枝間に潜み、照明が落ちた後に活動を始める。
ハワイ固有種なのでハワイ便で輸入されるが、本種と同定されての入荷は望めず、入手は困難を極めるだろう。
僅かにユビワサンゴヤドカリ Calcinus elegans (H.Milne Edwards,
1836 ) やベニワモンヤドカリ Ciliopagurus strigatus (Herbst, 1804 ) 等、ハワイ便で輸入されるヤドカリの混じりで商業ルートに載る可能性はある。
但し、運賃が張るハワイ便でヤドカリ類が輸入される機会が少ない為、入手できたらかなり幸運だと言えよう。
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