チャイロサンゴヤドカリ
Calcinus anani Poupin & McLaughlin, 1998
Original name : Calcinus anani

生息分布 / 西部太平洋〜南部太平洋(大島、小笠原諸島〜和歌山〜沖縄、北マリアナ諸島、グアム島、ニューカレドニア、フランス領ポリネシア、ツアモツ諸島、マルケサス諸島、イースター島等)

標準和名 : チャイロサンゴヤドカリ
英   名 : ────────────────────────────
流 通 名 : チャイロサンゴヤドカリ


   

 西部太平洋から中南部太平洋にかけて分布するサンゴヤドカリ属Genus Calcinus )のヤドカリ。
 浅場に生息する種が多いサンゴヤドカリ属Genus Calcinus にあって、本種の生息深度は
18m260mと非常に深い。
特に水深
100m250m付近に多いようだ。
 同様の生息深度にはベニサンゴヤドカリ Calcinus argus Wooster, 1984 が居るくらいで、他のサンゴヤドカリ属Genus Calcinus )はまず見れない。
 転石周辺やガレ場に棲む。

 和名は " チャイロ " だが、実際は淡い橙色を基調とした色彩を有する。
 歩脚は薄い橙色で、藤色の斑紋が点在し、かなり美しい。
 鉗脚は、色彩こそ違えどカラーパターンは同属のグアムサンゴヤドカリ Calcinus guamensis Wooster, 1984 に似ており、腕節と長節が暗色で、白い斑紋が入る。
鉗脚前節は灰色がかった茶色で、指部は乳白色。
前節指部と指節には橙色の小班が点在する。
 眼柄は基部が橙色で先端部は白い。
 第1触角は橙色。
 第2触角は基部が茶色で、鞭状部は黄色。

 国内では、大島、小笠原、紀伊半島からのみ報告されていたが、最近は僅かながら琉球列島から発見の報告がある。
実際、写真の個体も沖縄で採取された個体である。

 どちらかと言うとサンゴヤドカリ属Genus Calcinus としては大型の種である。
 食性は雑食性で、藻類や魚、小動物の死骸まで何でも良く食べる。

 商業ルートに載ることは殆ど無く、入手は困難。