
Acropora humilis (Dana, 1846 )
固着性のdigitata群体(指状群体)で、他の指状群体よりもやや太くて長い枝を持ち、corymbose型(コリンボース型)の群体を形成する。
182種記載されているAcropora属を良く似た特徴を有するグループに分類する際、本種はAcropora Humilis
Group (ツツユビミドリイシ近似種)に含まれ、本種を基本種とする。
基部から突出する枝はあまり分枝せず、オヤユビミドリイシ Acropora gemmifera (Brook, 1892 ) に似るが、先端部が僅かに先細りになるだけで、基部と先端部とで枝の太さがほとんど変わらないので区別は付く。
その他、サンカクミドリイシ Acropora monticulosa (Bruggemann, 1879 )やAcropora retusa (Dana, 1846 ) 等Acropora Humilis
Group のAcropora属は良く似るが、枝が長く伸長する種は少ない。
オーストラリア固有種のAcropora torresiana Veron, 2000 は枝が伸長するが、先端はあまり丸まらず分枝も進むので区別できる。
共肉は肋が走り、色は白、淡褐色、褐色、黄褐色、ピンク等で、通常はポリプ(Polyp
)と色が違う。
昼間はあまりポリプ(Polyp
)を伸ばさず、色彩は白、褐色、緑等変異に富む。
波辺りの強い礁斜面の浅瀬に生息するが、あまり多くはない。
また、干潮時に干上がってしまうところにも、生息する。
日本では、奄美以南から沖縄にかけて見られ、ショップへは近海ものや、インドネシア産の個体が流通している。
生息環境からも、飼育する際は、水流が大切。
元々、指状群体は、枝の隙間にデトリタスが溜まり易いので工夫したい。
貧栄養塩の清浄な海水と、強めの光があれば飼育は容易。
但し、10000K等色温度の低いメタハラ球を使うと、褐色化する傾向があるので、色温度の高いメタハラ球を使用し、光の良く当る場所にレイアウトした方が良い。


どちらかと言うと安価で、形状がレイアウトしにくいので初心者は嫌うのがツツユビミドリイシを初めとする指状群体なのですが、案外マニアには受けが良いようです。
独特の形状は存在感もありますし、ポリプの色が綺麗な個体も多いです。
僕も個人的には好きなミドリイシのひとつですね。
この個体は、低KHによって白化してしまったのですが、良い個体があったら、また水槽に入れると思います。
指状群体も各種揃えてみると、面白いと思いますよ。