インディアン・ミミック・サージョンフィッシュ
Acanthurus tristis Randall, 1993
Original name : Acanthurus tristis

生息分布 / 東部インド洋(ベンガル湾、アンダマン海〜モルディブ、チャゴス諸島)

標準和名 : ────────────────────────────
英   名 : インディアンオーシャン・ミミック・サージョンフィッシュ 
Indian-Ocean mimic surgeonfish
          ブラックチーク・サージョンフィッシュ 
Black-cheek surgeonfish
         イエロースポット・サージョンフィッシュ 
Yellow-spot surgeonfish
流 通 名 : エイブリータン、インディアン・ミミック・サージョンフィッシュ


   

 東インド洋のベンガル湾やアマンダン湾からモルディブやチャゴス諸島、東はバリ、北はミャンマーにかけてのみに分布するクロハギ属
Genus Acanthurus )のハギFamily Acanthuridae )。
英名も "
Indian-Ocean mimic surgeonfish " と言う。

 "
mimic " とは " 擬態する " と言う意味で、その名の通り本種はケントロピーゲ属Genus Centropyge )のエイブルズエンゼルフィッシュ Centropyge eibli Klausewitz, 1963 そっくりに擬態している。
但しこの擬態は幼魚の内だけで、成熟した成魚はオレンジ色のラインが消失し、灰色一色になる。
 サンゴの良く発達した
2〜25m付近の浅海に生息し、時にはエイブルズエンゼルフィッシュ Centropyge eibli と一緒に群れていることもある。

 種小名 "
tristis " は " 石灰色の " と言う意で、成魚の体色に因んだもの。

 以前はケントロピーゲ属
Genus Centropyge )のナメラヤッコ Centropyge vrolikii Bleeker, 1853コガネヤッコ Centropyge .flavissimus Cuvier, 1831 に擬態するクログチニザ Acanthurus pyroferus Kittlitz, 1834 と同種とされていたが、近年別種として記載された。
 これら " ミミック・タン "と言われるハギ
Family Acanthuridae )がケントロピーゲ属Genus Centropyge )に擬態するのは、ケントロピーゲ属Genus Centropyge )は動きが素早く大型魚に捕食されにくいからだと言われるが、何故ケントロピーゲ亜属Subgenus Centropyge )の種ばかりなのか・・・等、解明されていない部分も多い。

 ハギ
Family Acanthuridae )なので藻食だが、餌付けは悪くはなく、落ち着けば飼育難易度は低いと言えるが、入荷時の状態が悪い個体が殆どで中々長期飼育となると難しい面もある。
 購入時は痩せてない個体を選ぶ必要があるが、流通量はそれほど多くない。
 価格的には安価。